デスクマットは敷いた方がよい?必要性・主な種類・選び方・価格相場などを解説

デスクマットは、敷くことによって複数のメリットを得ることができます。
オフィスのデスクで使用することの必要性やどんな種類があるのか、目的や用途に応じた選び方や、一般的な商品の価格相場について解説しています。
自分の机に合わせたマットを正しく選ぶことで、作業の効率化を図ると共に、机を守ることもできるはずです。
マットの購入を検討している人に向けて、使用することで得られる利点や商品の特徴について説明します。

デスクマットは敷いた方がよい?必要性・主な種類・選び方・価格相場などを解説

下敷きタイプのデスクマットを使用することで、机の天板を保護することができます。
天板は、ちょっとしたものを置いただけでも傷がつくことがあるので、保護の役割は重要です。
また、飲み物などの水滴がついてもマットがあれば安心であると言えます。
デスクマットには様々な種類があるので、メモを挟める透明なもの、厚みがあるものなど目的や用途別に選ぶことが大切です。
一般的な価格相場は、1000円台から5000円位まで幅が広いと言えます。

そもそもデスクマットとはどのようなものか?

デスクマットとは、机を傷や汚れから保護するとともに、机の凹凸を軽減し筆記性を向上させるために用いられる敷物ですが、さまざまな種類のものがあります。
まずは厚さもさまざまであり、厚手のものは傷や汚れを保護しやすく、書き心地もよくなるものの価格は高くなります。
薄手のものは比較的リーズナブルではあるものの、デスクマットのメリットが生かしきれない可能性がありますので、価格と効果のトレードオフで決めることになります。
次に色ですが、大きくは不透明タイプと透明タイプに分かれます。
不透明のものは光沢がなく、光の反射も少ないので目に優しいというメリットがります。
一方で透明タイプはデスクマットの下にスケジュールやメモなどを見えるように挟んでおけるというメリットがあります。
そのほかにも、材質によって肌触りがさまざまであったり、下敷きがついているものであったりと多くのデスクマットが販売されていますので、自分にあったものを選んでみてください。

デスクマットを敷いた方がよい理由

デスクマットを敷くのが好きな方も嫌いな方も、デスクマットを敷く理由について考えたことはあるでしょうか。
まず考えられるのは、デスクの表面保護の役割です。
オフィスの定番であるスチール製のデスクであればさほど気にならないかもしれませんが、特に木製の机の上で薄い紙にボールペンで文字を書くと、机の表面を傷つけてしまう恐れがあります。
同じように薄い紙にマジックで文字を書くと、滲んで机の表面を汚してしまう恐れがあります。
以上のような理由から、机の表面を保護し、末長く大事に使うために、デスクマットを敷く事をおすすめします。
また、ボールペン等の筆記用具で文字を書く時、紙の下が硬いと先端が滑りやすく書きにくいと思う方も多いのではないでしょうか。
デスクマットを敷くことで、筆記用具先端の滑りを抑え、書きやすくする役目も果たしてくれます。
筆記用具への衝撃を吸収してくれるので、筆記用具の寿命を延ばす事にも繋がります。

デスクマットがあると文字が書きやすくなる

デスクマットをご存じでしょうか。
デスクマットとは机にしくマットであり、表面がつるつるしていることが特徴です。
主にここで字を書いたり、マウスを動かしたりすることが出来ます。
机自体もつるつるしていることが多いので、あえてデスクマットを敷くメリットがあるのかと思う方もいるかもしれません。
しかし、机が滑らかであったとしてもデスクマットを敷く利点はあります。
マットを敷くと摩擦係数が大きく下がるので作業効率が大幅に上がります。
また、汚れがついたとしてもすぐふき取ることが出来るので無駄がありません。
加えて傷に強いという特徴もあります。
基本的にはプラスチックでできているので弾力があり、強い筆圧で書いても跡がつくことはありません。
重いものを置いても削れる心配はなく、万が一傷がついても買い替えることで対応出来ます。
木の机に傷がつくことに比べるとマイナスが少ないといえるでしょう。
そういった防護目的でも購入する方がいます。

デスクマットには色々な種類がある

デスクマットのタイプはいろいろな種類があります。
最初に、どうしてデスクマットを引く意味があるのかというと、木製のデスクなどだと、天板が削れてきたり、ペンや汚れが目立つようになります。
拭き掃除をしたりするとは思うのですが、あまり机が傷まないような使い方をしたいとすると、引くことが多いのです。
最近では、パソコンデスクを兼ねてということもあって、大きなマウスパッドのようなものをマットとして引いていることもあったり、売られていることも多いかもしれません。
事務デスク用の、透明だったり半透明タイプのマットも人気が以前あります。
個人的には、合皮やレザーはしっかりしていてお勧めになりますが、100円ショップの合皮はぎれのようなものも、マットで結構使いやすいのが特徴になります。
プラスチック製のマットもありますし、素材やデザインなども多岐にわたります。
ご自身の好みに合うデスクマットを探されてみることをお勧めいたします。

オレフィン樹脂でつくられたデスクマットの特徴

オレフィンは正式名称をポリオレフィンと言い、プロピレンやエチレン等の単位分子として合成される高分子化合物を総称する不飽和炭化水素です。
プロピレンから作り出されたポリプロピレンが代表的なオレフィン系の樹脂です。
機械的な強度も高く、薬品にも強いですが、熱には弱いのが特長です。
このオレフィンは様々な所で活躍しています。
その1つが、デスクマットです大量生産が可能な上に扱いやすいので価格も安価に仕上げられます。
環境への負荷が少ないので、塩化ビニール樹脂の代替品として需要が高まっています。
温度差に弱いので、直接熱い物や直射日光が当たる場所での放置はしないで下さい。
濡れた書類は乾かしてから置かないと色移りする可能性もあります。
デスクマットではリーズナブルな価格帯で2000円台から購入出来るのが殆どです。
機器類の専門販売しているメーカーならインターネットからでも買えます。
1枚から販売しているので、自宅用にも最適です。

アクリル素材でつくられたデスクマットの特徴

大切な家具を汚れや傷から防ぐのに重宝するのがデスクマットです。デスクマットというと一般的には軟質塩化ビニール製の物を思い浮かべる方も多いですが、実はアクリル素材でつくられた商品も人気があります。では、アクリル素材の場合は軟質塩化ビニール製の商品と何が違うのでしょうか。まず、軟質塩化ビニール製の商品ですが、簡単に折り曲げることができるので扱いが楽です。「自分好みの大きさに切って使いたい」という方は軟質塩化ビニール製の商品を購入すると良いでしょう。比較的簡単に切ることができます。アクリル製の商品の場合、最大の特徴は何といっても美しさです。高級感がありますので、「インテリアを損なわずに、汚れや傷から家具を守りたい」という方に人気が高まってきているデスクマットです。しかし耐熱性が弱いですので、50℃を超える環境では使用できません。また、硬いですので、軟質塩化ビニール製のように折り曲げることができないのも特徴です。

塩化ビニル素材でつくられたデスクマットの特徴

塩化ビニル素材でつくられたデスクマットには、いったいどのような特徴があるといえるでしょうか。
一番の特徴はやはり柔らかいことで、保管時に丸めておけるのが最大の特徴に挙げられます。
他にも滑りにくくて様々な作業が行いやすく、カッターを使用する作業も安全にできる特徴がポイントとなります。
ただ、耐水性や耐薬品性には優れているものの、柔らかいデスクマットはカッターの刃には耐えられないので、カッターマットを使って作業することが必要です。
硬質な塩化ビニル素材であれば、カッターの刃で傷が入りにくいので、カットする作業も可能です。
デスクマットそのものも水に濡れても問題ありませんし、汚れを落とすのに薄めた中性洗剤なども使えます。
しかし、可塑剤によって柔らかく使いやすく作られているので、新品のデスクマットは特に、可塑剤のニオイが気になることがあります。
ニオイが気になる場合は使用する前に、風通しの良いところにしばらく置いておくのが良いのではないでしょうか。

デスクマットを選ぶ際の要チェックポイント

テレワークが多くの企業で導入されたので、自宅で仕事をするようになった方が多くいると思われます。
PC作業や書き物をするのであれば、デスクマットがあった方が間違いなく便利です。
見た目がお洒落なだけでなく、仕事の効率を大きく高めてくれます。
そこで、デスクマットを選ぶ際に確認するべきポイントを見ていきます。
1つ目は厚さです。
厚い方が快適に作業ができるようになります。
特に書き物をする機会が多い方は重視するべきです。
1.7㎜以上の厚さがあると快適に書けると言われています。
2つ目は透明か不透明かという点です。
透明であればマットの下に重要なメモを挟んでおけば、いつでもチェックすることができて便利です。
マットの下に挟むことを考えていないのであれば気にする必要はありません。
3つ目は素材になります。
お洒落なデザインのデスクマットを使用したい方には、レザー製がおすすめです。
高級感があって、インテリア性にも優れています。

非転写加工機能が施されたデスクマット

デスクマットを選ぶ際は素材やサイズ、厚みなど様々なポイントをチェックする必要がありますが、デスクマットの上で印刷物やメモなどを扱うのであれば非転写加工が施されたものを選びましょう。
非転写加工が施されたデスクマットであれば、デスクの上で印刷物を扱ったり書き物をしたりしてもインクがマットに移ってしまう心配がありません。
また、非転写加工には大きく両面と片面の2タイプがあります。
両面タイプは、文字通り非転写加工が両面に施されているため、デスクとマットの間に書類などを挟み込んでもインク移りが起こりません。
書類だけでなく、メモや写真などを挟んでおきたいという方も両面タイプがおすすめです。
一方で、両面タイプは価格は高めなので、書類などを挟まないという場合は片面タイプを選ぶと良いでしょう。
片面タイプは、デスクとマットに印刷物などを挟んでしまうとインクが移ってしまいますが、コストパフォーマンスに優れます。
デスク上で書類などを扱う機会が少ない場合は片面タイプで十分です。

光学式マウスに対応したデスクマット

光学式マウスに対応したデスクマットもあります。
今ではパソコン用のマウスと言えばたとえ安価な量販品であってもほぼ全てが光学式になっており、昔ながらのトラックボール式はもうまず見かけません。
これはレーザー光を照射し、対称面のごくわずかな模様のずれであっても、移動したことを確実に認識しているために作動するのです。
ところがデスクマットの種類によっては動作しなかったり、不安定になったりすることがありますので注意しましょう。
透明なタイプとか、表面があまりにもテカっているような製品だと、レーザー光の反射が製品仕様の範囲内に収まらず、結果的に動作しなかったり、うまく作動せずストレスになったりすることがあります。
こうなると従来どおりマウスパッドを別に用意しなければなりませんので、ある意味で無駄です。
せっかくデスクマットを購入したのであれば、マウス操作も快適になるような製品を選ぶようにしたほうが良いでしょう。

デスクマットの相場価格

机を保護したり作業効率を高める役割を持っていることから、自宅の机やオフィスまで幅広い場所で使用されているデスクマットですが、実際に販売されている製品の相場価格はどれくらいなのか知らないという方が大半です。
市販されているデスクマットは2,500円以下で購入できるものから、10,000円前後の製品まで幅広く、その中でも特に人気が高いのが十分な作業面積を確保することができて、コストパフォーマンスに優れている2,500~5,000円あたりが相場価格といえます。
これだけ価格の差が出てしまう理由にマットサイズと使用材質、厚みが関係しており、サイズや厚みが大きくなるほど基本的に料金は上がりますし、素材も定番の塩化ビニールなどの樹脂素材を使用したタイプは素材そのままなら価格も非常に抑えられていますが、同じ樹脂素材でも透明度や使い心地にこだわり、表面に滑り止めや非転写加工機能など加工が施されている製品になると価格が高くなります。
またインテリア性にこだわる方へ高級感のある本革を使用するなど、採用される素材の品質の高さも料金に大きく関係してきます。

デスクマットの料金は素材やサイズなどによって異なる

デスクマットを購入する場合、料金が気になるところですがものによって随分と金額の違いがあります。
金額の違いの1つは、やはり素材になるかもしれません。
なんでも良いならば安いものであり、それでデスクマットとして使えるならば何ら問題はありませんが、それでは納得しない人も多いはずです。
ある程度品質と言うものを考えるならば、しっかりとした内容になっていることが大事になります。
当然クオリティーの高いものに関しては、コストがかかっていますのでその分高くなっているわけです。
つまり、素人女にはなかなかわからないかもしれませんが、何度か購入し使った経験がある人ならばそのクオリティーの違いに気がつくことになるでしょう。
結果的に、より魅力的な商品を手に入れることができるかもしれません。
デスクマットは、交換頻度が高いわけではありませんので、やはり十分な内容を伴ったものを購入することにより満足感も高くなる事は間違いないです。

デスクマットの寿命はどのくらい?買い替えの目安

デスクマットにはオレフィン樹脂やアクリル、塩化ビニルやポリウレタンなど異なる種類の製品が販売されており、使用する環境によって劣化の度合いも異なってきます。
ではどのタイミングで寿命だと判断し、買い替えの目安にすればいいのかというと、機能性が落ちてきたと感じた時といわれています。
デスクマットは机に傷や汚れを付けないように敷くことを目的としており、防水性が高いタイプが多いことからマットの表面が汚れてしまっても軽く拭くだけで綺麗にすることができます。
ただし長年使用してきたデスクマットの汚れが落ちにくくなってきたと感じたり、亀裂が入って文字が書きにくくなったなど機能性の定価が気になるなら買い替えのタイミングだと判断しましょう。
特に塩化ビニルやオレフィン樹脂などは、紫外線を浴びやすい場所で長期間置いておくと素材の劣化が進みやすくなるため、亀裂が入りやすくなったり変色を起こす可能性が高くなるので、作業効率を下げないためにも早めに交換が必要です。

日頃からやっておきたいデスクマットのお手入れ方法

デスクマットは気が付かない間に、汚れが目立つようになってきてしまうことも少なくありませんが、時間がたってしまうと落ちにくくなってしまうものです。
普段の掃除であれば水拭きをしながら、目立つ汚れを落としておけば十分ですが、水拭きで落とせない汚れは気が付いた時点で落としておきましょう。
デスクマットにつく汚れは様々な種類が考えられますが、消しゴムで落ちない鉛筆汚れはメラミンスポンジでつけてこすります。
それでも落ちない場合は、水をつけたメラミンスポンジに重曹をつけてこすると良く落ちます。
油性インクがついてしまった場合は、無水エタノールをつけたコットン、水性ペンなどの水性ペンの場合は中性洗剤を使います。
これらの溶剤を使って落ちない場合、メラミンスポンジに重曹をつけて磨くと落ちることもあるので試してみてください。
時間がたっていない場合はこれらの方法で、落ちることも多いので、日ごろからこまめに掃除するようにしましょう。